「ママはアイドル」のDVDパッケージの、6枚目(最後)です。
最後は2枚組になっいて、87年秋に放送されたバラエティー版のスペシャル(1時間半枠)と、
88年春に放送されたドラマ完結編のスペシャル(2時間枠)が、収録されています。
バラエティー版では、古舘伊知郎が司会進行役で、ミポリン・ゴクミの他、
三田村邦彦・永瀬正敏・大原和彦(末っ子役)が揃い、ドリフのもしもシリーズのような
「ママはアイドル」版のパロディコントや、各出演者イチオシのドラマシーンをセレクトする
コーナー等があり、最後は中山美穂のヒット曲メドレーで終わります。
最新曲であり、この時点での中山美穂最大のヒットとなった「CATCH ME」は、
歌番組で見ていません(病気で入院したため、歌番組出演が少なかったのでしょう)。
このヒット曲メドレーで初めて見ました。
ドラマ完結編のスペシャルでは、結婚してママドルとして活躍している松田聖子の存在を
参考にしているのでしょう。マネージャーが、「結婚してもアイドルを続けられるなんて、
時代が変わったよな。」と言うセリフが、それを証明しています。
シリーズ最終回で、結婚してもアイドルを続ける事を宣言したミポリン。
しかし世間の目は、ミポリン自身の活躍より、その家族に注目が集まり、
クイズ番組やCM等の一家5人でのテレビ出演が増えて行きます。
そのため、初恋の先輩との再会に遅れてしまうゴクミ。受験勉強に集中出来ない永瀬正敏。
三田村邦彦が、中山美穂にアイドルを辞めろと言い出せないでいる事を察知した3人の子供が、
「パパ、本音をママに言って。」と言う深刻なシーンに、一家5人仲良く歯磨きをするCMが
テレビに映り、それが重なるのが印象的でした。
ラスト。コンサートが終わった中山美穂が、見ていた家族を呼び止め、客がいなくなった
コンサートのステージ上から、アイドルを辞めてママに専念すると宣言するシーンから、
シリーズ最終回で好評を得て、シングルカットされてヒット中の「You're My Only Shinin' Star」
が流れるシーンへ続く、完結編に相応しい終わり方でした。