ＢＯＭＢの８３年９月号の、１ページ目です。
ラブリーな赤の水着姿を、スレ画に選びました。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１４ページ目です。
合格は無理だと先生から言われた金城学園に、見事合格した麻衣子は、
中学・高校の６年間、毎日往復２時間かけて金城学園に通っていました。
中学１年で、バスと地下鉄を乗り継いで一人で通学するだけでも、勇気がいると思いますが、
その上チカンに会っていたので、キョーフの連続だった事でしょう。
（これだけ可愛ければ、チカンに会うのも、相当な回数だったと思います。）

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１５ページ目です。
いつも活発でハキハキしている麻衣子は、中３の時に生徒会長に立候補して、
カルーク当選しました。麻衣子の生徒会長は、如何にも似合いそうです。
初恋も中３の時。「高校聖夫婦」とは逆に、麻衣子の方が一目惚れでした。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１６ページ目です。
調理実習でのケーキ作りも、麻衣子の独壇場。
デビュー前の学生時代は、意外に目立たないアイドルも結構いる中、
麻衣子ほど、デビュー前の学生時代がら目立っていたアイドルは、珍しいです。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１７ページ目です。
レコードデビューする前から、ＢＯＭＢの素人コーナーの出たり、
地元名古屋ローカルのドラマに出たり、素人時代から人気者でした。
これだけ可愛かったら、当然ですね。
しかし顔に似合わず男っぽい性格の麻衣子は、１８歳になると同時に自動車の免許を取ります。
仕事が忙しくて、免許を取る時間がないアイドルが多い中、
高校卒業の時にデビューと、当時としては遅いデビューが幸いしました。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１８ページ目です。
高校卒業直前にレコードデビューする地方出身のアイドルは、キャンペーンの間を縫って
卒業式に出席するため地元へトンボ帰りするので、大変です。
この文章を読みながら、良く分かりました。
松田聖子のように、東京の高校に引っ越して、卒業後にデビューする方が、本当は楽なのでしょうが、
最後まで、地元の高校のクラスメート達と一緒にいたかった麻衣子の気持ちが伝わってきます。
デビュー曲「微熱カナ」のサンプル盤（Ｂ面はカラオケ）は、全国の中学・高校に、
「卒業式で歌ってほしい」と言う理由でタダで配られたそうですが、優等生アイドルらしい
プロモーションだっただけでなく、卒業式を大事にする麻衣子の気持ちも込められているのでしょう。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１９ページ目です。
卒業記念文集に載っている「ひょうきん者でよく笑うし、すぐむきになるし。」
「麻衣子は自分の将来をしっかり見つめているのネ。いつもきちんとしてる子。」
「顔はかわいいけど、中味はしっかりしているのです。なのにさみしがり屋で。」
「麻衣子の愛情表現は、その人をいじめる事。」
まるでドラマ「高校聖夫婦」の典子そっくりです。
もしかしたら、ドラマのスタッフが、伊藤麻衣子を主演にするにあたって、
この卒業記念文集を参考にしたのかも知れないと、思えるほどです。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２０ページ目です。
初レコーディングの様子が、２ページに渡って載っています。
名古屋なので、週末に新幹線で東京へ行き来して歌のレッスンをしていました。
デビューまで半年もないのに、週２時間のレッスンでは、素人っぽさが出るのは当然でしょう。
しかし、歌より女優業がメインになっていく麻衣子にとっては、
女優っぽい歌い方になるので、これで良かったと思います。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２１ページ目です。
「８３年ＣＢＳソニー・自信度・Ｎｏ.１」とは、凄いキャッチフレーズです。
譜面を見た時に「手が震えた」と言っていますが、このキャッチフレーズを聞いて、
「責任感を感じた」と言っているあたり、しっかり者の麻衣子らしいです。
ＣＢＳソニーの名物プロデューサー・酒井政利がコメントを寄せていますが、
その隣の、事務所関係のディレクターの方が、麻衣子の魅力を的確に表現しています。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２２ページ目です。
「高校聖夫婦」の撮影現場ルポが、４ページに渡って載っています。
私がリアルタイムで見た、数少ないドラマの一本です。
第一回で、初めて典子（通称テンコ）役の伊藤麻衣子がアップで写った時は、
なんて可愛いんだろうと思いました。
後になって思うと、グラビアや歌う時には出せない可愛らしさで、
やはり女優が天職なんだろうと思います。
このページでは、同い年でも俳優としてのキャリアを積んでいる鶴見辰吾が、
キスシーンでこわばった表情をしている麻衣子をリードしています。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２３ページ目です。
ドラマの中では、テンコ役の伊藤麻衣子の方が、俊役の鶴見辰吾より大きな態度をとっていますが、
撮影現場では、俳優としてのキャリアがある鶴見辰吾が、新人の伊藤麻衣子をリードしています。
「これは本物の握力３５キロの麻衣子から辰吾へのビンタでした。」
ドラマの中では、こんな感じです。
春日千春プロデューサーは、「麻衣子なら百恵とは違った魅力でお茶の間に受け入れられる。」
とベタ褒めです。
７０年代の大映ドラマのブームは、山口百恵が娘役を演じた「顔で笑って」で始まり、
８０年代は、伊藤麻衣子主演の「高校聖夫婦」で始まった事を思えば、当たっています。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２４ページ目です。
「高校聖夫婦」ロケ初日は、雪で中止になり、本読みに変更になりました。
「不良少女とよばれて」のロケ初日は、強風が吹き荒れ、ホコリまみれになったそうです。
麻衣子の連ドラのロケ初日は、２度とも悪天候に見舞われました。
新人の麻衣子には、本読みの時、厳しいアドバイスがとんでいました。
「セリフを言うとき、眉間にシワが寄る」事に気をつけるよう、アドバイスされています。
このドラマやアイドル歌手としての活動で、眉間にシワが寄る癖が治ったと思ったら、
逆に「不良少女とよばれて」では、眉間にシワが寄る演技が要求され、再びその癖が戻り、
解消するのに半年もかかったそうです。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２５ページ目です。
「鶴見クンってステキね。お兄さんって感じかな。」（麻衣子）
「ボクはまだ免許持ってないから、兄キだなんてとんでもない。」（辰吾）
伊藤麻衣子と鶴見辰吾は同い年であり、１８歳になってすぐに免許を取った麻衣子に対して、
こんなやりとりをしています。
監督は、小悪魔的な魅力を麻衣子に感じ、一人前の女優に育てるため、
「仕事においては、どんどんいじめようと思っている。」と述べています。
人気アイドルは、ドラマに出演しても、忙しすぎて演技指導をキチンと受けられない場合が
多いですが、歌手デビューとほぼ同時に、主演ドラマデビューした麻衣子は、
女優への道を歩む事が出来ました。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２６ページ目です。
直筆ポエムが載っています。
薔薇やカーネーションよりも、その周りに散りばめられているかすみ草が好きと言う麻衣子。
「純粋で嘘のない生き方をしているようなかすみ草が大好きです。」
それは、デビューして間もない麻衣子が、芸能界で活躍する時の指針にしていたと思います。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２７ページ目です。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２８ページ目です。
アイドル恒例のマイルーム紹介が載っています。
「ちゃんと自分で洗濯するのです。キッチン自体はあまり使わないけれど。」
忙しいアイドルにとって、炊事する時間はなかなか取れないでしょうが、
洗濯機と乾燥機があれば、洗濯は楽ですからね。（さすがに、この頃は一体型は無かったと思う。）
「家賃は１１万円なのです。」
初任給が１０万円を下回る新人アイドルも多い中、この家賃を払えるので、
新人アイドルとしては、恵まれた給料をもらっていたのでしょう。
（当時のアイドルは、給料の話は、絶対に他のアイドルに言わないよう、口止めされていました。）

２０００年４月２５日発売の２０世紀アイドルスター大全集〜８０年代編から、
「近代映画」に載っていたカット集と思われる、１ページ、６カットの内、
プロフィール付きのメインカットです。
様々な個性が出揃った８２年組のアイドル歌手達の煽りを食って、
不作だった８３年組。唯一の人気アイドルとして活躍した存在です。
歌手よりも女優業をメインにした事が、成功の秘訣だと思います。

８５年１０月１日発売の「アイドル４０年」（近代映画社）から、
ドラマ「高校聖夫婦」の台本を持っているカットです。
このドラマが、私がリアルタイムで見た、数少ないドラマの一本である事は、
前にも書きましたが、大映テレビにとっても、重要なドラマです。
７０年代に一世を風靡した「赤いシリーズ」も、山口百恵が去ってからは、ジリ貧状態でした。
「赤いシリーズ」終了の２年後に始まった「高校聖夫婦」が、
その後の「少女シリーズ」を生む起爆剤になりました。
（竹内和義著「大映テレビの研究」より）

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２９ページ目です。
デビュー前に車の免許を取っていた麻衣子は、この写真に載っている兄の車を共用していました。
そんな兄（上の兄）が、麻衣子の様子を見に上京してきた時の事が書いてあります。
ちゃっかり掃除を頼むところ等、麻衣子らしいです。
「お前はオレの分身みたいだ。」と言う兄。チョットしゃくだけど、お兄ちゃんの言う事は
ちゃんと聞く麻衣子。仲の良い兄妹の様子が伝わってきます。

「アイドル４０年」には、水着姿も載っていました。
これは、デビュー当時の可愛い水着なので、似合っています。
しかし、水着撮影には消極的なようで、
「アイドル時代、大雪が降った日に撮影に出かけたらボーダーの水着の衣裳を渡され
撮影されそうになった時に、マネージャーを置き去りにして帰ったことがあり、
社長に怒られ、タクシーにのって現場に戻ったことがある。」（ウィキから抜粋）
とあります。アイドルは、水着になるのが当たり前だった時代、
伊藤麻衣子の自己主張の強さが感じられるエピソードです。

「２０世紀アイドルスター大全集〜８０年代編」に戻り、左下です。
これにも、水着姿が載っていますが、大人しいワンピースです。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、３０ページ目です。
アイドル恒例のボディチェックが載っています。
「コンタクトはメニコンＯ2」。コンタクトレンズのＣＭやってたかもと思って調べたら、
目薬のＣＭの勘違いでした。
「顔の中で好きなのは目と耳」と言っているように、魅力的な瞳をしています。
「髪。細くて柔らかだけど、コシがあるわ。」
「不良少女とよばれて」で、カーリーヘアの不良を演じても、
すぐ元に戻れたのは、コシのおかげでしょう。
１５５ｃｍと小柄な麻衣子ですが、「脚力や背筋には自信あり。体はいたって丈夫。」と
言っているからこそ、「不良少女とよばれて」の乱闘シーン等の
過酷な撮影に耐えられたのでしょう。

「２０世紀アイドルスター大全集〜８０年代編」から、右下のカットです。
この笑顔は、鼻から口元にかけて、伊藤麻衣子の特徴が出ていて、好きです。

「２０世紀アイドルスター大全集〜８０年代編」から、左上の２カットです。
ドラマ「高校聖夫婦」が好きだったのは、可愛い顔して勝気でしっかり者のテンコ（典子）と、
そのテンコに押され気味な俊のコンビが、好きだったからだと思います。
１０年ぐらい前に、エイベックスから、大映テレビの少女シリーズが９作品ＤＶＤ化されました。
しかし、その中に「高校聖夫婦」が入っていなかったので、がっかりしました。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、３１ページ目です。
手相占いも、アイドル恒例って感じです。
１５年ぐらい前のロンブーの番組に出た時、デビュー当時のプロモーションビデオが流れ、
その中で湯呑み茶碗を作っているシーンがあり、麻衣子が作った茶碗が、本人の顔より大きく、
その実物大を想定した茶碗をスタッフが用意し、あまりの大きさに本人もビックリしていました。
「美意識が強く」「神経が細かい」は、その点で、あまり当てにならないですね。
「プライドが高い」は、その番組で、ヌード写真集の話題になった時、
脱がせ屋と言われる人たちに、幾らなら脱いでもいい？と聞かれた時、どう答えると聞かれ、
５０億円と言い、周囲に「それは高すぎるだろう」と言われていました。
麻衣子の心理としては、ヌードを断るために５０億円と言ったそうです。

「２０世紀アイドルスター大全集〜８０年代編」から、左中央のカットです。
ドラマ「高校聖夫婦」のカムフラージュ結婚には、聖生活５つの誓いがありました。
１、私達はお互い自由な個人だから、お互いを束縛したり、お互いの行動を干渉しない事。
２、生活費は、半分ずつ出し合う事。衣類・学費・お小遣いは、独立採算制よ。
３、自分の衣類は自分で洗濯する事。
４、食事を作るのは、週３日づつの交代制。日曜日は外食よ。
５、私の意思を無視して、私にキスしたりしないで。
この誓いを述べるテンコ（典子）からは想像出来ない、笑顔いっぱいで目玉焼きを作る、
アイドル伊藤麻衣子のカットです。

シュガーの８４年５月号の、１ページ目です。
「少女が大人になる時　その細き道」は、大映テレビとしては短い７回だけの放送でした。
ＴＢＳでは、たまに最初から７回と決めて放送するドラマがあるので、
ＴＢＳの意向だったのでしょう。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、３２ページ目です。
Ｑ＆Ａが、２ページに渡って載っています。
Ｑ７：１億円あったら何に使う？　Ａ：貯金して、利子で生活する。
この頃は、定期預金の利率が１０％ぐらいあったので、１年あたり１０００万円の利子になるから、
利子で生活出来ますが、今は超低金利なので、５年定期の利率０.１％として、
１年あたり１０万円にしかならないから、利子で生活するのは無理です。

シュガーの８４年５月号の、２ページ目です。
大映テレビの常連だった伊藤かずえとは、「高校聖夫婦」から３作連続で共演しています。
後に「乳姉妹」「ポニーテールは振り向かない」で主役を演じた伊藤かずえは、
「自分には主演は向いていない」と、ビデオの特典映像のインタビューで語っています。
伊藤麻衣子は、デビューしてからしばらく、主役を演じ続けました。
やはり、主演の似合う人と、助演で光る人の差だと思います。
右下の笑顔は、正にＡ級アイドルの表情でありながら、本番で役者の顔に早変わりするのは、
本文に書いてある通り、流石（さすが）プロであり、主役です。
（余談ですが、大映テレビの台本に書いてある「流石」という文字を見て、
堀ちえみが、「うわぁ、古い台本。」と思ったそうです。）

シュガーの８４年５月号の、３ページ目です。
こちらは、グラビア用に撮影した、Ａ級アイドルとしての笑顔です。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、３３ページ目です。
Ｑ２０：苦手は？　Ａ：お化けとチカンなんです。
２５で書いたロンブーの番組に出た時の話です。中学生の頃に電車に乗って座っている時、
目の前にいる男の人が、紙袋をズボンの位置で抱えていました。その紙袋をただ呆然を見ていたら、
その男が紙袋を避け、開いたチャックから出ているものが。
そこから出ているものはただ一つと思って怖くなった麻衣子は、
その時以降男性恐怖症になり、２５歳くらいまで、男の人と付き合った事は無かったそうです。
その反動からか、最近（１５年ぐらい前の事ですが）は、合コン三昧に明け暮れているそうです。

アイドル黄金時代大名鑑（２００２年３月２５日発売）から、伊藤麻衣子に対する評価記事です。
優等生イメージのデビュー曲「微熱かナ」より、「夢の入口」の方が好きでした。
最も好きなのは、実際のキャラに近い「感激！ラブモーション」です。
フェアレディＺ乗りについては、次の画像でどうぞ。

ＤＵＮＫの８４年６月創刊号から、ＤＵＮＫ第１図鑑です。
フェアレディＺに乗りながら「高速でののびが、たまらないのよね。」と言っている
伊藤麻衣子は、アイドルから「不良少女」に変身しているのでしょうか。（ジョークです。）

ＢＯＭＢの８３年５月号の、３４ページ目です。
コント赤信号との対談が、４ページに渡って載っています。
「高校聖夫婦」では、第一回から鶴見辰吾とのキスシーンが、毎回のようにありました。
最近、何度目かの見直しをしたので、時々「高校聖夫婦」の各エピソードを書いて行きます。

これで、しゃんばらの最後のスレ（何度も落ちた）に貼った画像は終わりです。
次回からは、ハリコの初めの頃に貼った画像のレタッチ版（既に貼っているカラー画像もそうです）
と、新規画像を混ぜて貼って行く予定です。

８５年４月１日にアナログ盤が発売され、８７年５月２０日にＣＤ化された、
「伊藤麻衣子 ベスト・コレクション」の、ブックレット表紙です。

「伊藤麻衣子 ベスト・コレクション」の、ブックレット裏表紙です。
表紙は、女優っぽい表情ですが、裏表紙は、正統派アイドルらしい笑顔です。
８７年始めに、ＣＤプレイヤーを買ったので、アイドルのベスト盤は、
８７年に買ったものが多いです。

「伊藤麻衣子 ベスト・コレクション」の、ＣＤ裏表紙です。
曲のリリースの新しい順から、過去に遡っていく構成は、レコード時代のなごりです。
「感激！ラブモーション」が一番好きだった事は、前にも書きましたが、
「夢の入口」の他、「危ない感傷」も、いい曲でした。
「婦警候補生物語」の主題歌「見えない翼」は、いかにもドラマ主題歌らしく、
一般受けする曲で、伊藤麻衣子の曲の中で、最もヒットした曲です。

ヤングルーキーの８４年１１月号の、１ページ目です。
ファーストコンサートは、「不良少女とよばれて」撮影後だったんですね。
２部は、クサいセリフで、ファンかもら野次られたそうです。
ドスの効いた声で不良役を演じた後では、雰囲気を持った構成がクサく感じられたのでしょう。
後のテレビ出演では、「不良少女とよばれて」の後、
従来のファンがサーッと引いていったと、言っていました。

ヤングルーキーの８４年１１月号の、２ページ目です。
この衣装は、クサい感じがしなくて、良いと思います。

ヤングルーキーの８４年１１月号の、３ページ目です。
ファーストコンサートで、歌の楽しさを知り、これからも歌手活動を続けていきたいと思った
麻衣子ですが、「不良少女とよばれて」の撮影が半年間続いたので、
眉間にシワがよる癖が出来て、それが解消するまで半年くらいかかったそうです。
当然、以前のような可愛いアイドルのイメージが壊れ、従来のファンはサッと引いて行き、
不良っぽいファンが増えた。と、後に発売された「不良少女とよばれて」のＤＶＤの特典映像で、
言っていました。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（前編）のパッケージ写真です。
１〜１２話までを収録しています。
伊藤かずえ・松村雄基・国広富之・岡田奈々・比企理恵・名古屋章等、
８０年代の大映テレビ・少女シリーズのレギュラーとも言える役者達が、
初めて勢ぞろいしたドラマであり、その中で伊藤麻衣子が、堂々とした主演を務めています。
パッケージ裏の上に書いてある「この物語は〜」で始まるナレーションが、
主題歌の冒頭で流れるパターンも、「不良少女とよばれて」が最初でした。
大映テレビ・少女シリーズの基礎を築いたドラマだと思います。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（後編）のパッケージ写真です。
表パッケージのメインカットは、前編と同じです。１３〜２４話までを収録しています。
各回のサブタイトルが、すべてカタカナで統一されているのが、このドラマの特徴です。
中身を煽るサブタイトルが目立つ大映テレビの中では、珍しい事でした。
製作者サイドの自信が窺われるとともに、安定して高視聴率をマークしていたからでしょう。
後編の特典映像（座談会）は、ＣＳでも度々放送していました。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（前編）の、ブックレットの２〜３ページ目です。
（１ページ目は、パッケージ表と同じなので省略。）
２ページ目の解説では、当時のＴＢＳが、「高校聖夫婦」「スチュワーデス物語」に続く、
「ひたぶる路線」第三弾と、謳っていました。時代を感じさせます。
伊藤麻衣子が、それまでの清楚可憐なイメージをかなぐり捨てて、
「らしくなさ」に挑戦したのが、鮮烈な印象を残す事になったと書いてありますが、
その通りです。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（前編）の、ブックレットの４〜５ページ目です。
各回のストーリーと視聴率が書いてあります。見た方は懐かしく振り返って下さい。
ＴＢＳのヒットドラマらしく、視聴率は後半に上昇していきます。
２ページの解説に書いてあるように、過激な内容とセリフのため、
地上波では１回再放送した後、放送コードが厳しくなって、再放送していません。
前半は、伊藤麻衣子を始め、各不良少女達の過去が、回想シーンで語られる回が多いです。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（前編）の、ブックレットの６〜７ページ目です。
主要登場人物紹介です。準レギュラーとゲストは（後編）にありますが、
伊藤麻衣子が載っていないので、省略します。
番組では、国広富之がトップ主演になっていますが、ブックレットでは、
ドラマの内容通り、伊藤麻衣子がトップ主演です。
国広富之のキャラは、７０年代から８０年代を通して変わっていません。
伊藤かずえ・松村雄基・比企理恵は、このドラマで、大映テレビには不可欠の存在になりました。
大映テレビ初登場の岡田奈々は、７０年代人気アイドルの中で、
８０年代まで活躍を続けた、数少ない一人です。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（前編）の、ブックレットの８〜９ページ目です。
１〜１２話の名セリフ集です。
ここにはありませんが、長澤真琴（伊藤かずえ）が、
「初恋は壊れやすいのよ。ビタミンＣのようにね。」というセリフを言うのが嫌で、
監督に交渉するも「一語一句間違えずに言って下さい。」と言われた事を、
特典映像の座談会で、告白しています。
すごく嫌だったという伊藤かずえに対し、「私はすごく好きなセリフだった。大映だもん。」と、
いとうまい子が、反論しています。さすが主演、良く分かっています。
１〜２話の伊藤麻衣子の乱闘シーンを見直しながら、当時の人気アイドルで、
これだけの乱闘シーンが出来るのは、伊藤麻衣子しかいないと、改めて思いました。
彼女がいなければ、大映テレビ・少女シリーズは生まれなかったでしょう。
主題歌が、各話の最後にもう一度流れるパターンも、このドラマが最初だったと思います。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（後編）の、ブックレットの２〜３ページ目です。
番組放送前のＴＢＳの広報資料が載っています。
前作「スチュワーデス物語」を意識した作りが、全然違うシリアスな感動ドラマに変わったのは、
原作者の思いが、製作スタッフやキャスト、何より伊藤麻衣子に伝わったからでしょう。
キャストに、伊藤かずえの名前がありません。
ドラマの中盤から後半にかけて、伊藤麻衣子と対立する重要な役ですが、
ドラマの最初は出番が無かったからでしょう。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（後編）の、ブックレットの６〜７ページ目です。
（４〜５ページ目は、準レギュラーとゲスト紹介なので省略。）
後半のストーリーと視聴率が書いてあります。（２０〜２４回は、次回）
１３回の視聴率が上がったのは、伊藤かずえの過去が明らかになったからでしょう。
松村雄基の役は、途中で死ぬ事になっていたが、ファンからの嘆願書で、
最後まで生き残る役に変わったと、特典映像の座談会で言っていまいた。
伊藤かずえの役が、中盤から後半にかけて膨らんだのと同様であり、
２クール（２４回）ある当時のドラマは、視聴者の反応を考慮して、
ディテールを変える事が可能でした。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（後編）の、ブックレットの８〜９ページ目です。
山吹真里（比企理恵）が、笙を守るために火事で死ぬ、
第１９回「グッバイフレンド」が、一番感動的でした。
特典映像の座談会で、いとうまい子も、そう言っていました。

ＤＶＤ「不良少女とよばれて」（後編）の、ブックレットの１０〜１１ページ目です。
後編の名セリフ集です。
ここにはありませんが、曽我笙子（伊藤麻衣子）と長澤真琴（伊藤かずえ）の、
最後の決闘シーン（これも第１９回）で、「勝った奴が、負けた奴の骨壷を蹴飛ばすまでさ。」
と長澤真琴が言う時、笑いを堪えるのが大変だったと、
伊藤かずえが、特典映像の座談会で言っていました。
大映テレビらしいセリフに、いとうまい子も肯いていました。

BOMBの８４年１２月号から、カレンダー紹介コーナーです。
「でもまさか歌手やめるなんてことはいいださないよね。」
ＤＶＤの特典映像の座談会では、アイドルと呼ばれる事が嫌だった、と言っていますが、
シングルは８７年までリリースしていたので、歌手活動はフェードアウトといった感じです。

キャンディージャックの８５年４月号から、レコード紹介コーナーです。
２７の「不良少女とよばれて」は、セリフ入りのオリジナル曲で、
このアルバムからのシングルカットです。
大映テレビ「不良少女とよばれて」終了から半年後のリリースであり、
ドラマでは流れていません。

キャンディージャックの８４年９月号から、ＣＭ紹介コーナーです。
このカットも可愛いですが、強がりを言う伊藤麻衣子も、カワユイようです。
「不良少女とよばれて」の女優・伊藤麻衣子と、
アイドル伊藤麻衣子の使い分けが、見事です。

文章や白黒の画像が続かないように、カラー画像を。
ＤＵＮＫの８５年１月号から、愛用品のプレゼントコーナーです。
しっかり者の伊藤麻衣子は、中身無しのサイフです。
聖徳太子が福沢諭吉に変わったのは、この頃だったんですね。
「不良少女とよばれて」では、まだ旧札が使われていました。

ＤＵＮＫの８５年２月号から、新番組紹介コーナーです。
スチュワーデス物語の婦人警官版には、間違いありませんでしたが、
製作が大映テレビではなく、ユニオン映画でした。
大映テレビ特有の、ご都合主義の、無理やりなストーリー展開に欠けていたためか、
１クールで終わってしまいました。

デラックスマガジンの８４年７月号から、夏のナマ情報のコーナーです。
「キビシイ撮影の連続だが、歯を食いしばって頑張っている。」
乱闘シーンで、相手の蹴りが顎を直撃し、その場は歯を食いしばって頑張っていましたが、
その後の後遺症で、３年後に口が開かなくなったそうです。
（ＤＶＤの特典映像の座談会で、「３年殺し」と言っていました。）
自ら頼み込んで主演したドラマなので、弱音は吐けなかったのでしょう。

デラックスマガジンの８５年４月号から、レコーディングウラ話特集です。
同じ雑誌なので、同じイラストが使われています。

これの大きい画像ないかな

これの

ＤＵＮＫの８５年２月号から、アイドル３０人・好き嫌いタイプ総チェックアンケートです。
「高校聖夫婦」の鶴見辰吾より、「不良少女とよばれて」の国広富之の方が、
タイプという事でしょう。

>>59
私は、持っていません。

現在、どうしているのか？

写真時代Jrの８５年４月号から、レコード紹介コーナーです。
主題歌「見えない翼」は、伊藤麻衣子の最大のヒット曲になりましたが、
ドラマ「婦警候補生物語」は、１クールで終わってしました。
製作がユニオン映画であり、大映テレビ特有の下記の五大要素が、無かったためでしょう。

１、宇津井健の怪演（「不良少女とよばれて」では、国広富之が担当）
２、常識離れしたセリフ回し
３、主人公に与えられた、とんでもない試練
４、無理やりなストーリー展開と御都合主義
５、一人歩きするナレーション
以上、竹内和義著「大映テレビの研究」より

写真少年の８５年６月号（創刊号）から、素人の投稿写真です。
「ちょっとづつアイドルから脱けだしてきたね。」
「不良少女とよばれて」撮影時は、アイドルから脱皮して女優と呼ばれたいため、
本人が「戦場」と称した辛い撮影に耐えていたのに、周りからは相変わらずアイドル扱い
されていた。と、ＤＶＤの特典映像（前編の単独インタビュー）で、言っています。

しかも、従来のファンがサーッと引き、不良少女系の子がファンになったとの事です。
この雑誌の頃、ようやくアイドルから脱皮し始めたのでしょう。

ＭＯＭＯＣＯの８４年５月号から、３月の仕事についての記事です。
「不良少女とよばれて」は、３月１３日撮影スタートでした。
撮影初日は、ホコリが舞っていて、「鼻の中真っ黒」と、ＤＶＤの座談会で言っていました。

ヤングルーキーの８４年１１月号からの記事です。
主演ドラマの撮影が、立て続けに行われていたので、アイドルとしての仕事は、
その合間を縫うように行われました。
この時期も、「不良少女とよばれて」と「婦警候補生物語」の間の３ヶ月間に、
アイドル仕事が集中していました。

ＤＵＮＫの８４年１２月号から、アイドルの通う店コーナーです。
神保町は、古雑誌をあさりに３〜４回行った事がありますが、
寿司屋があるのは、知りませんでした。
写真を見て、もしかして回る寿司屋か？と一瞬思いましたが、
よく見ると、皿に乗ってないですね。

投稿写真の８５年３月号から、素人が撮った写真です。
この歌とサイン会も、「不良少女とよばれて」と「婦警候補生物語」の間の３ヶ月間に、
行われたアイドル仕事の一環でしょう。

今、どうしているのかなぁ？

ＤＵＮＫの８５年３月号から、新番組紹介コーナーの１ページ目です。
１５年ぐらい前に録画した、「婦警候補生物語」の再放送を、数年前に見直しました。
ドジでのろまなカメの「スチュワーデス物語」の２番煎じを狙った作風ですが、
前年に不良役を見事に演じた伊藤麻衣子は、貫禄さえ感じられるので、
ドジでのろまな役は、似合わない感じです。

バラバラな行動をする婦警候補生達をまとめるシーンの方が、似合っている感じがします。
ところで、第一回の途中で婦警候補生を辞め、その後出番が無かった武田久美子。
他の仕事とのダブルブッキングで、出られなくなったのでしょうか。
（当時は、ゲスト出演するほどの大物ではないはず。）

なお、５月２８日（金）から、毎週金曜日　ＰＭ０：００〜１：５０枠で、毎回２話づつ、
「婦警候補生物語」が、ＣＳの日テレプラスで、再放送されます。（約１５年ぶり）
今回はＢＤで、録画し直そうと思っています。

ＤＵＮＫの８５年３月号から、新番組紹介コーナーの２ページ目です。
訓練シーンの中で、うさぎ跳びのシーンが毎回のように流れていました。
古臭い内容で有名な大映テレビでも、「スクールウォーズ」で、
うさぎ跳びは、ふくらはぎの筋肉を傷めるだけで、訓練にはならないと説明していた時代。
（「スクールウォーズ」の後半と、同じ時期の放送でした。）
このドラマを制作したユニオン映画は、大映テレビより古臭かった事になります。

もしかして、「スチュワーデス物語」を超える古臭さを狙ったのでしょうか。
それに付き合わされる伊藤麻衣子以下、訓練生役の女優（財前直美や飯星景子等）は、
いい迷惑だったでしょう。

ＤＵＮＫの８５年３月号から、新番組紹介コーナーの３ページ目です。
第一回で、髪を短くカットする事に抵抗していた飯星景子達ですが、
実際には、伊藤麻衣子も髪を短くカットするのを、悩んでいたそうです。
鉄砲を撃つマネが得意な伊藤麻衣子が、過去のトラウマのため、
拳銃を持てない話の回では、フラストレーションが溜まった事でしょう。

ＤＵＮＫの８５年４月号から、運転免許取得秘話のコーナーです。
アイドルの運転免許取得は、忙しい仕事の合間を利用するので、短期取得の特訓で大変です。
しかし、伊藤麻衣子は高校を卒業する頃にデビューしたので、
デビュー前の高校３年の夏休みに取得しました。

それでも、女の子で１ヶ月で取得するのは、並の努力では済まなかったそうです。
免許証を見ると、教習所に通い始めたのは、１８歳の誕生日の前なので、
免許取得時に、１８歳になっていればいいのでしょう。
さすがカーキチの伊藤麻衣子だけに、真っ先に運転免許を取得しました。

ＢＯＭＢの８４年２月号の、１ページ目です。
ここまで書いてあると、「夢の時間割」読んで見たくなります。
でも、これだけドラマ主演が続き、歌手活動も行っている中、
本人が書く時間はあったのでしょうか。
意思の強い伊藤麻衣子なので、ドラマ撮影の待機時間に書いていたのかも知れません。

「少女が大人になる時〜その細き道」は見ていますが、単発の２本は知りませんでした。
「危ない感傷」は、伊藤麻衣子にしてはアップテンポでいい曲でしたが、
衣装が「めちゃめちゃド派手」という印象はありませんでした。
それまでの衣装が、いかにもアイドルっぽい衣装だったから、本人的にはド派手なのかも。

ＢＯＭＢの８４年２月号の、２ページ目です。
インタビューページの、強気でしっかりした性格と、
１９歳なのに幼さが残る可愛い笑顔とのギャップが、伊藤麻衣子の魅力です。

ＢＯＭＢの８４年２月号から、ドラマ紹介の１ページ目です。
新人アイドルが時代劇に出演する時、重いカツラに苦労するそうです。
キョンキョンも、初ドラマ出演が時代劇だったので、「カツラが重い」と、
親友の中森明菜に喋っていたそうです。

ナギナタを振り回すシーンも苦労したようですが、その甲斐があって、
「不良少女とよばれて」では、木刀を振り回すシーンが決まっていました。
「大奥」が練習になった事は、この記事で初めて知りました。

今日からしばらくは、ハリコ・しゃんばらでレタッチ版を貼った画像を、
５枚ずつ再アップします。

ＢＯＭＢの８４年２月号から、ドラマ紹介の２ページ目です。
エッセイ集「夢の時間割」では、離婚寸前の両親の事や、オーディションに落ちていた事等が、
綴られています。アイドル卒業後にバラしたアイドルは沢山いますが、
新人アイドルのエッセイ集で綴られているとは、さすが伊藤麻衣子という感じです。
オーディションに何回も落ちていたので、高校卒業間近という、
アイドルとしては遅いデビューになったのでしょう。

ＢＯＭＢの８３年４月号の、１ページ目です。
デビュー直後のカラーグラビアです。

ＢＯＭＢの８３年４月号の、２ページ目です。

ＢＯＭＢの８３年４月号の、３ページ目です。
２ページ目と繋がる風景と、モノローグが載っています。

ＢＯＭＢの８３年４月号の、４ページ目です。
デビュー後まもなくスタートした主演ドラマ「高校聖夫婦」では、
このグラビアのラブリースマイルや、大人しいデビュー曲のイメージとは違う、
しっかり者の役を演じていますが、その方が本人の性格に近い事は、後から分かりました。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、表紙です。
この号には、表紙・裏表紙含めて４１ページの大特集が載っています。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、裏表紙です。
カーキチの伊藤麻衣子らしく、ゴーカートに乗っている姿です。
視力が右０.１、左０.０９という近眼の伊藤麻衣子なので、メガネをかけていますが、
大きなメガネが、バッチリ決まっています。
なお、画像は見やすいように、９０度回転させました。

モノクロページが後で集中しないように、モノクロページも混ぜて載せて行きます。
ＢＯＭＢの８３年５月号の、９ページ目です。
クラスメイトと書いてあるけれど、高校卒業の頃にデビューしています。
そのデビュー曲のサンプル版のＢ面はカラオケになっていて、
全国の中学・高校に只で配ったそうです。

卒業式に対するキャンペーンなのだから、後の斉藤由貴「卒業」のように、
卒業式っぽい曲でデビューした方が、効果的だったかも知れません。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１０ページ目です。
赤ちゃんの頃は、夜泣きひとつしない優等生でしたが、上の二人が男の３人兄妹の末っ子だったので、
歩けるようになると、オテンバに大変身しました。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１１ページ目です。
オテンバ娘を女の子らしくさせようと、ピアノを習わせた母親ですが、
サボリ専門だった麻衣子。それでも保育園時代は、おせっかい屋さんに変身していました。
「保育園時代から女優としての素質が...」
これは、お母さんの前で、良い子に見せるという意味でしょうが、
おせっかい屋さんという意味では、「高校聖夫婦」の典子（テンコ）を思わせます。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１ページ目です。
デビューして間もない伊藤麻衣子ですが、既にこの年に高校を卒業しています。
それでも顔が童顔なので、マイクラスメートとして人気が出る表情をしています。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２〜３ページ目です。
春が好きと言っていますが、それにふさわしい服装や表情をしています。
花の８２年組の反動で、不作と言われた８３年組ですが、
その中では、最も正統派アイドルとしての資質を持っていたので、
春らしいファッションや雰囲気も似合います。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２ページ目の右上の拡大版です。
おニャン子くらぶの各アイドルが、ソロでがブレイクする（８５年末）まで、
トップアイドルは、デビュー後の成長過程を、ファンと共有していました。
そのためトップアイドルの寿命は比較的長かったのですが、
おニャン子くらぶの登場以来、短命のアイドルが増えました。
それは、デビュー時に既に完成されたキャラで勝負していたからです。

その意味では、伊藤麻衣子は完成されたキャラからのスタートであり、
時代の先駆けだった事になります。高校を卒業する頃のデビューという、
遅いデビューも、その一因だったと思います。
（松田聖子・岩崎良美も、高校を卒業する頃のデビューですが、花の８２年組の影響で、
　１５〜１６歳でデビューするのが当たり前になっていた８３年とは、時代が違います。）

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１２ページ目です。
小学校低学年の頃は、自由奔放に育ちました。
学業は飽きっぽかったけれど、小学校高学年になると、児童会の書記に立候補したり、
校長先生のところに行って、えこひいきする先生を指摘したり、リーダーシップを発揮します。
「高校聖夫婦」の典子（テンコ）を連想しながら読んでいると楽しいです。

ガンバリ屋で意地っ張りな部分（書記に２度落選しても、３度目で当選）するあたりは、
「不良少女とよばれて」の主役を、プロデューサーに懇願した麻衣子の熱意と、
重なる部分を感じます。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、１３ページ目です。
合格は無理だと先生から言われた金城学園に、見事合格した麻衣子。
ここでも、ガンバリ屋で意地っ張りな性格が表れています。
「好きでもない男の子にイタズラのラブレターを書いてゲタ箱に入れといたり」
この辺りは、真面目な典子（テンコ）とは違いますね。小学生らしさを感じます。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、２ページ目の右下の拡大版です。
５年前ぐらいにＣＳで放送された、松本伊代・堀ちえみ・早見優の同窓会番組で、
したり顔のアイドル評論家が、花の８２年組のトップアイドル達が、
アイドル市場を食い潰してしまった。と言っていました。
８４年以降にはトップアイドルも沢山出ているので、８３年限定の事だと理解しています。

８３年は、岩井小百合や武田久美子もいましたが、年齢が若すぎました。
森尾由美や高橋三枝のような有望な素材もいましたが、８２年組がその席を譲らなかったため、
伸び悩みました。そんな中で、８２年組には無い、完成されたキャラで勝負出来た
伊藤麻衣子だけが、飛び出す事が出来ました。

しゃんばらの時に、他の方が載せた画像です。
右上の文章は、男の妄想を書いていて、結構面白いです。

これも、しゃんばらの時に、他の方が載せた画像です。

しゃんばらの時に、他の方が載せた画像（その３）です。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、４ページ目の左端〜５ページ目です。
（４ページ目は、次のスレ画にします。）
これも、４ページ目と同じく目尻が下がった笑顔が可愛いカットです。
伊藤麻衣子のカワユさの原点は、大きな瞳で見つめる澄ました表情と、
目尻が下がった笑顔の２つだと思います。

ドラマ「不良少女とよばれて」が終わってからしばらくは、不良役がなかなか抜けきれなく、
目つきが悪いと言われたそうです。目尻が下がった笑顔が失われていたのでしょう。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、３５ページ目です。（コント赤信号との対談の２ページ目）
（１４〜３４ページ目は、このスレの前半にあります。）
中学生の時、電車で露出魔を見てから、男恐怖症になった麻衣子ですが、
高校は女子高で、性教育はシッカリ受けていました。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、３６ページ目です。（コント赤信号との対談の３ページ目）
芸能界に入るまでは、２３歳ぐらいで結婚したかったけど、デビュー時（この頃）は、
２４〜２５歳に延ばすと言っています。１８歳と、アイドルとしては遅いデビューだったので、
想定する結婚年齢を延ばしたのでしょう。しかし実際は、それよりも大幅に延びて、
４４歳で結婚しました。同じく１８歳でデビューし、２４歳で結婚と言っていた南野陽子が、
実際は４３歳で結婚したのと、似ています。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、６〜７ページ目です。
口を閉じて微笑むだけでも、目尻が下がったカワユイ表情になっています。
ドラマ「不良少女とよばれて」に出演を直訴した時には、
このカワユイ表情が災いして、そんなタヌキ顔には出来ないと、
１度プロデューサーから断られたそうです。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、７ページ目の左の拡大版です。
カワユイ笑顔の中に、勝気でしっかり者のイメージが垣間見えるのは、
ドラマ「高校聖夫婦」を見ている先入観があるからでしょうか。

ＢＯＭＢの８３年５月号の、８ページ目です。
澄ました表情では、プロデューサーにタヌキ顔と言われた表情でも、
意思の強さを感じます。