DUNKの85年11月号から、ドラマ「おかあさん」の1ページ目です。
このドラマは、1時間半枠で4回連続という、普通の連ドラとはかなり違う放送の仕方です。
TBSでは、1時間枠で最初から7回連続という連ドラもあり、
打ち切りと勘違いする視聴者もいますが、トータルの放送時間からすると、同じぐらいでしょう。
これは、最初から、1時間半枠で4回連続や、1時間枠で7回連続が、
トータルの放送時間として相応しい内容で書かれた脚本なので、変な水増しを嫌っている、
脚本に忠実なドラマ作りの結果だと思います。1時間枠ではなく、1時間半枠なのは、
キョンキョンのスケジュールも加味されていると思いますが。
キョンキョンは、主演ではなく、母親の森光子と姉の竹下景子が、実質的な主演です。
キョンキョンは、竹下景子の妹という視点から語る、ドラマのナレーターもしているので、
一見、主演っぽく見えるという配慮がなされています。
後に恩師と語る、久世光彦演出のドラマに出演する時は、主演ではなく助演で、
ドラマを勉強するという手法をとる事が多く、元事務所の社長が、
「この娘を育てて欲しい」と久世光彦に頼んで、久世光彦が選んだ手法です。