江川事件(えがわじけん)とは、1978年のドラフト会議前日にプロ野球セ・リーグの読売ジャイアンツとの
電撃的な入団契約を結んだ投手・江川卓の去就をめぐる一連の騒動である。
江川問題(えがわもんだい)、空白の一日(くうはくのいちにち)とも言われる。
ドラフトで指名した球団の選手への優先交渉権は1年間であるが、実際には
翌年のドラフト会議の2日前までであった。巨人軍はドラフト会議の前日は
前年のドラフトに関係なく自由にドラフト外で交渉契約ができると主張し、
江川と契約した。これを「空白の一日」という
巨人軍はドラフト前日に江川と入団契約を済ませて入団発表を行った
実際にはドラフト会議前日は翌日のドラフト会議に備えるための日なので、
当然の事ながら野球連盟及び世論は読売グループと江川に猛反発した。