押川春浪作「海底軍艦」挿絵は小松崎茂氏
　少年少女世界の名作文学（日本−４巻）　小学館　昭和42年より抜粋

この小説は、海底軍艦物の一連のシリーズの最初のもので、海底軍艦自体は最後にちょっと出てくるだけ。
わたしは(押川自身？？)、、、で始まる体験談として書かれている空想科学小説である。

水中翼船　

大型輸送船　新しい推進器

原子力推進

宇宙へ広がる人類

宇宙ステーションの完成　　遥かなる旅へ　イオンロケット

そして宇宙へ、夢を現実に、、、、、
以上　終わり

アポロから進歩してねえな　

この1960年代初めごろから、こういった未来を描いた図鑑が登場し、中島章作や長岡秀生などの描く未来像が流行ったのに理由があります。それは海外で開かれた万博の影響にあります。やがて日本の産業界へ、そして科学界や教育界へと「来るべき未来像」が
意識されていった事が大きい。
例えば、1962年のシアトル万博です。

そして、1964年のニューヨーク万博です！
その展示会場の中で、ゼネラルモーター社が主催した「FUTURAMA」は特に世界中の人気をはくし、ニューヨーク万博のイメージになってしまいました！

この時期、ゼネラルモーターズ社の子会社で冷蔵庫等の家電を扱っていた、リッジデール社も「FUTURAMA」を使って、「Out of This World」というコマーシャル映画を作っています。

1956年、ゼネラルモーターズ社は、画期的なフレックス燃料のガスタービンエンジンを搭載した「ファイヤーバード�U」を発表！これには路車間通信(Safety Autoway)という未来の交通システムが搭載されていました。
動画はその紹介動画

　1956年、ゼネラルモーターズ社の「ファイヤーバード�U」紹介動画

電子機器メーカーのPhilco-Ford社が1967年に描いた、未来の家庭生活「1999AD」。
the Philco社は、日本で言ったら松下電器に相当するメーカーで、1961年にFord社に買収された。

1968年にカナディアン・インターナショナル鉄道(ＣＮ)がカナダで実際に運行したターボトレイン。ガスタービンで発電して走行した。

ディズニーのテレビ番組から「Magic Hjghway USA」
動画の40分頃、未来の交通システムについて。

未来のコンピューター列車ＢＡＲＴ計画。1972年、サンフランシスコで現実化し今日に至っている。

ミドリ商会　バンガード

64年のニューヨーク万博にあわせて、生活家電メーカーのワールプール・コーポが未来電化生活を描いたもの。

これがフューチュラマだ！！　月刊「太陽」8月号　1964年から
イラストレーターの真鍋博が、ニューヨーク万博のＧＭのアトラクション「FUTURAMA」を見学、レポートとしたもの。
ディズニーが作ったと書いているが間違いで、ディズニーのアトラクションは別に有る。

ここの描かれた世界は６０年後の現実である、とＧＭ社は言い切っている！！！