
月刊明星の80年10月号の、4ページ目です。
実年齢より背伸びをして、大人っぽく見せようとするのが、アイドルの魅力だと思っている私は、
実年齢より幼く見せようとしている、今のアイドルが大嫌いです。
天地真理・南沙織・小柳ルミ子の新・三人娘で始まった、71年からのアイドル・ブームは、
若い中三トリオに人気を奪われ、中三トリオ(特に山口百恵と桜田淳子)を中心に、
70年代アイドル・ブームが推移して行きました。
70年代終盤には、榊原郁恵・石野真子・大場久美子が、テレビでは活躍しましたが、
ピンク・レディーの悪影響のためか、小学生をファンのターゲットにしたため、
実年齢より幼く見せようとし、アイドル・ブームは失速しました。
そんな時代にデビューしたのが聖子です。18歳という年齢より幼く見える表情から、
実年齢より幼く見せようとするのが、時代の流れだったでしょうが、そうしなかったのが、
大成功しました。聖子に、難しい曲を歌わせ、それに必死に付いて行った事が、
最近のインタビューから分かりました。
その姿が、実年齢より背伸びをして、大人っぽく見せようとする事へと繋がり、
明菜・キョンキョンを中心とする花の82年組が、その流れを継承し、
80年代アイドル黄金時代に突入します。
(数年前にキョンキョンが、今のアイドルとの対比で、「百恵さんも、聖子さんも、
明菜ちゃんも、私も、みんな大人っぽくみせようとしていた。」と言っているのが、
印象的でした。)